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ピグマリオン効果 [社会心理学]

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ピグマリオン効果とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することで、別名「教師期待効果」、「ローゼンタール効果」などとも呼ばれている。

ちなみに、教師が期待しないことによって学習者の成績が下がることはゴーレム効果と呼ばれています。

オリンピックでメダルを獲る選手にはある共通点があり、それは、事前に「メダルを獲る」と宣言しているということ。これには「ピグマリオン効果」が関係しているのですが、実は世界を揺るがす出来事の裏にはこの効果が働いていたようです。 

人類が平地で100メートル走のタイム10秒を切るのは不可能と言われていました。
ところが、カール・ルイス選手が10秒を切って以来、毎年のように9秒台の選手が現れるようになりました。
  
これは一人の選手が不可能を可能にしたことにより、他の選手も「自分もできる」と確信をもって予言できるようになった結果であるといえます。
ピグマリオン効果を使うためのポイントとしては「宣言する」ということが大切です。
自分の目標を宣言し、その目標の達成を期待してもらうことで、ピグマリオン効果を積極的に引き出すのです。
最終目標ではなく、”行動”に焦点を当てることも重要です。
最終目標を宣言しても、「そんなの無理」と潜在意識では思ってしまうので、実現に向けての行動がとれないのです。
その結果、自分のことをますます信じられなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
また、実行が不可能ではない身近な行動が望ましく、
たとえば、「10Kgダイエットする」とか「彼氏を作る」などの目標ではなく、
「明日は甘いものを口にしない」、「明日は○○さんに笑顔で挨拶をする」など実行可能な行動を宣言するのがミソです。
「達成できる」と確信を持てる目標をもつことが良く、不可能、可能の曖昧さを前提に努力をしていても夢は叶うことがありません。
  
達成を前提に、しっかりと達成の期日とやるべきことを決め、具体的な行動に落とすことで、夢は叶うものなのでしょう。




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タグ:心理学
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