コーシャス・シフト [社会心理学]
コーシャス・シフトとは、前回紹介したリスキーシフトの逆で、集団が過度に消極的になる現象のことです。
集団がこのように極端な方向へと向かってしまうこと(リスキー・シフト、コーシャス・シフト合わせて)を集団極性化現象と言います。
同調現象 [社会心理学]
同調現象とは、個人個人の意見だったものが同調していく内、次第に集団の総意となる現象のことです。
例えば、最近まで染髪は奇異なファッションとして忌避されていたにもかかわらず、流行し出すと一斉に茶色に染め始め、染めていない者に対してしつこく勧めるような現象が90年代の女性や若者の間に発生したが、このような現象が同調現象に当たります。
傍観者効果 [社会心理学]
傍観者効果とは、社会心理学の用語であり、集団心理の一つで、ある事件に対して自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさない心理のこと。
傍観者が多いほどその効果は高く、傍観者効果があらわれる原因には、周りの人も行動しないので自分も行動する必要がないのと判断してしまったり、みんなと同調することで責任が分散されると考えてしまったり、行動を起こした結果自分の立場が悪くなるのを恐れるなどがあげられます。
アッシュの同調実験 [社会心理学]
認知的不協和 [社会心理学]
認知的不協和とは、矛盾する二つの認知(自己や、自己をとりまく環境に関する意見・信念・行動など)をした場合に生じる不協和と呼ばれるストレス状態を、自分の認知を変化させることでしだいに減らし、納得しようとする心理過程を指します。
認知的不協和は、購買プロセスにおける購買後の評価段階で、「自分が良いと思って購入した商品よりも優れた商品があるかもしれない」という心理的なストレスを抱えてしまった場合などに生じることがあるそうです。
ピグマリオン効果 [社会心理学]
ホーソン効果 [社会心理学]
ホーソン効果とは、シカゴの近郊のホーソンの工場で照明の明るさで生産性にどんな影響が出るかの実験したもので、その結果、照明を明るくしても暗くしても生産性は上がったのです。
では何で上がったかというと、当然実験なので会社の幹部など色んな人が見に来ての実験です。
その見ているという効果によって、生産性が上がったのです。
囚人のジレンマ [社会心理学]
囚人のジレンマとは、二人以上の関係における協調と競争のお話です。
二人の囚人が居るとします。二人には刑事から尋問を受けて貰います。
二人には尋問に対して、自白するか・黙秘する事が許されています。
もし二人とも黙秘を貫けば、それぞれが些細な罰を受ける事になります。
もし一人だけが自白して、もう一人が黙秘なら自白した人は釈放されて、
黙秘した人は過酷な罰を受ける事になります。
もし二人とも自白した場合、二人共過酷な罰を受ける事になります。
ハロー効果 [社会心理学]
ハロー効果とは
ある対象を評価をするときに顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる心理的効果のことです。
例えば、ある人が難関大学卒であった場合、その人が学力においてだけでなく、人格的にも優れていると思い込んでしまうケースが挙げられます。
また、有名人やタレントを通じたCMや広告がその商品やサービスを実際に使ったりしたことがないにもかかわらず良いイメージを与えます。
それによって購入意欲を刺激したり、実際に購入したりしてしまいます。
一方で、CMに起用されたタレントが不祥事を起こしたりすると、商品自体に何の不満も覚えていなかったにもかかわらず購入意欲が削がれたりしてしまいます。