スリーパー効果 [心理学]
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スリーパー効果とは説得する人が信頼できる人物であるかどうかで信憑性が変わり、その信憑性は時間と共に薄れていくことを言います。
説得の効果があとからジワジワ効いてくる!
簡単に言うと、自分が信頼している人物が言ったことは信じやすく、信頼していない人物の言ったことは信じにくくなると言うことで、それは時間が経つに連れて内容と人物の記憶が分離され、信頼してる人物が言ったことは直前に聞いたときよりも説得力が薄れ、逆に信頼していない人物が言ったことは説得力が高まると言うものです。
スリーパー効果のおもしろいところは信頼できない人物であるほど長い間記憶の中に居座り続け、発信者と情報が時が経ち分離されたときにはその情報が信頼できるもに変わるということです。
ゴシップ記事など信頼のおけない週刊誌などに書かれた内容を読んだ直後は信じていないが、時間が経てばその信じていなかった記事の内容を信じてしまっていることなどがあげられます。
一見して怪しいと思った健康食品やダイエット食品などの広告、数ヶ月後に信じて購入していたなんてことになっているかもしれません。
- 注意点としては、最初のインパクトが大きいこと
そのメッセージに最初のインパクトがあるときだけ、スリーパー効果が現れます。インパクトが薄ければ、ヒトの意識の中で頑固に居座ることはできません。 - さらに、メッセージの信憑性が低いことも重要でスリーパー効果には、受け手が信頼できないと感じるよう、メッセージの情報源は信頼できないものでなければなりません。
ヒトは、メッセージの情報源が信頼できないとわかると、その主張を信じなくなります。しかし、時間が経過すると、情報源についての記憶が薄れていき、それまで抑制されていた説得効果が現れるというわけです。
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