メタ認知 [心理学]
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メタ認知とは、自分が対象を認知している状態を認知しようとすることです。
ここでいう認知とは、思考、知覚、行為などを指します。
現在進行中の自分の思考や行動そのものを対象化して認識することにより、自分自身の認知行動を把握する能力を「メタ認知能力」といいます。
このメタ認知能力は、自分の認知行動を正しく知る上で必要な心理的能力です。
また、自己の記憶や記憶過程に対する客観的な認知を「メタ記憶」といい、これもメタ認知の重要な要素のひとつとされています。
メタ認知は、問題解決や課題達成を自分自身の力で行うために必要な、計画立案や方略の設定、セルフコントロールやセルフモニタリングに不可欠な要素です。
現在では、多くの教育現場において、メタ認知能力の育成が重要な課題の1つとされています。
現在では、多くの教育現場において、メタ認知能力の育成が重要な課題の1つとされています。
メタ認知能力が高いと、ミスをするかどうかをあらかじめ予測でき、ミスに気づくことができます。そしてミスしないように自分をコントロールすることができます。
メタ認知能力の高い人なら、仕事の依頼を受けた際にまず、「自分にこの仕事を処理する能力があるかどうか」を判断し、同時に「ミスがないようにするためにはどんなことが必要か」というのを考えます。
メタ認知が出来る人の特徴として、
1.考える材料として十分な知識があること
2.その知識をもとにいろいろなケースを想定していくつものパターンの推論ができて、その中からいちばん適切な推論を選ぶことができること
3.さらにその上に、たとえば自分の知識が十分であるかとか、感情に流されていないかなどと適切なモニターをするメタ認知ができること
自分はメタ認知は出来ているかをチェックするには
・自分の推論は自分の立場に左右されていないか
・自分の判断は現在の感情の影響を受けていないか
・自分の体験や知識に振り回されていないか
・必要な知識や経験、能力が自分にあるか
・他人の意見に振り回されていないか
・注意が散漫になっていないか
これらをチェックしてみましょう!
メタ認知能力を鍛えてマスターするには、
思考を文章や図にしてまとめるクセをつける
あきらめずにむずかしい本を読む
仕事のなかで自分で考え答えを出す
早く効果的に身につくかどうかはわかりませんが、自分の行動を常に「もう一人の自分」で見つめ反省的に振り返る習慣を持つことが大切でしょう。
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2014-08-29 23:26
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